Loading the player...


INFO:
今年大学一年生になった。  私は2年付き合っている彼氏がいる。              2年前、まだ高校生3年生だった私と彼はバイト先で出会った。初めてバイト先で仲良くなったのが彼だった。 私はバイト中でも彼のことをずっと眺めていた。 彼も私のことを好きなら良いのに、と思うくらい、言葉では表せないくらい好きだった。 でもある日彼から 「今度、会わない??」 と誘ってくれた。 とても嬉しかった。 今なら悔いがなく死ねると思うくらいに。 また、何度も誘ってくれた。この日を限りにバイト以外でも会う日が増えた。 7月15日、彼と二人で海に行った。 「海綺麗だね。」と彼が言う。 私は緊張していてそれどころじゃなかったけど「綺麗だね。」と返した。 砂浜で散歩をしている時に 「幸せにするから俺とつきあってくれませんか。」 と言われた。 私は頭が真っ白になって何も考えられなかった。 何を返したのか忘れるくらい嬉しかった。 その日を境に彼氏彼女となった。 その日から2年がたち私たちは大学1年生になった。 彼とは大学がお互いに違い遠距離恋愛だ。 1周年経つたびに付き合った思い出の場所、海に行くと二人の仲であった。 去年の1周年記念日は恋人としてスタートとなったあの海へ行った。 今年も7月15日がやってくる。彼の予定に合わせて海に夕方の18時に集合することになった。 彼は18時すぎても来ない。 いつもは早すぎるくらい早く待っているのに。 1時間経っても来ない。 何回も電話をしているけどでない。電話がかかってきた。 彼かと思って急いで出た。 警察の人から電話がかかってきた。 「**さんで間違い無いですか?最後に通話着信があったので、落ち着いて話を聞いてください。事故に遭い即死となりました。」 と1番聞きたくない言葉を聞かされた。 驚きのあまり涙もでて来なかった。 彼の最後に持っていた部品の中には手紙が入っていた。 「2年間こんな俺と付き合ってくれてありがとう。 初めて会った日から君に惹かれて、付き合ったら見たことない可愛い姿にまた惚れたんだ。 俺と一生を共にしてくれたら嬉しい。 まだ早いけど大学卒業したら結婚しよう。 大好きだよ。」 婚約指輪もあった。 手紙を見た瞬間涙が止まらなかった。 私も彼のところに行きたいと、彼と出会った海に行き、生ぬるい海の中に入った。 どんどん深くなっていく。 「これで彼とずっと一緒にいられる」 と思い息が苦しく成るまで辿り着いた。 その時彼が 「くるのにはまだ早すぎる。俺はそんな事を望んでない。」 と聞こえた気がした。 必死に息ができるところまで泳いだ。 結局彼のところには行けなかった。 私はなぜ愚かな真似をしたのだろうと自分を責めた。 彼との思い出を一つ一つ思い出し、彼と行った場所を一人で歩きまわった。 思い出すたびに二人でいた記憶を思い出し、涙。を繰り返していた。 彼のことがずっと忘れられなかった。 2年が経ったとき、新しい人に出会い完全には彼のことを忘れられなかったけど今は幸せだ。 私は彼の生きられなかった分まで生きる。 幸せになると決心した。